新しく栄養学生として入学したみなさん、おめでとうございます!
新しい環境で自分の夢に向かって進んでいく大学生活に不安と期待が入り混じっていることかと思います。
この記事では、そんな新入生の皆さんが不安に感じるであろう履修登録について、病院と公務員に内定をとった私がコツやオススメの科目、注意点などについて解説していきたいと思います。
大学生活を充実させながら管理栄養士として夢を叶えるためにはどんな履修をするのが良いのかぜひ記事を読んで知っておいてください。
栄養学生が忙しく、バイトやサークルができるか不安という方はこちらの記事を読んでみてください。実際に現役の栄養学生さんに聞いた情報などを基にまとめてあります。
大学の履修登録とは
大学では高校までと違い自分で授業を選んで受講します。そのためには開講している講義や実習を受けるための履修登録という手続きを半期に1度行わなくてはいけません。
大学の授業は、管理栄養士国家資格の受験資格を得るために受講しなければならない必修科目と、それ以外に自由に選んで受けられる教養科目の2つに分かれます。
必修科目はすでに大学が開講曜日と時間を決めており原則変更はできないため、それ以外の時間に自分が取りたい教養科目を登録し時間割を組んでいくという流れになります。
ちなみに、教養科目は分野が分かれており、正確には好きな科目のみ取ればいいわけではありませんが、ここでは説明を割愛します。詳しくは大学のガイダンスやシラバスで確認してください。
栄養学生の履修の特徴
栄養学生の履修は他学部に比べ必修が多いため、取れる教養科目が限られる場合があります。
また、実験や実習は獲得単位数が少ないため履修しているコマ数が多くても獲得単位数は少ないという特徴もあります。そのため、比較的履修の融通が利かず、履修するコマ数が多くなることを知っておきましょう。
栄養学生の履修登録のコツ
教養科目は1.2年生で取り切る
栄養学部では、1.2年生のうちに教養科目を必要分全て取っておくことをオススメします。
というのも、多くの栄養学部では2年生の後期から実験や実習が増え、取りたい教養科目を取れなくなります。
また、空きコマに課題やレポートをやる時間が必要になるため、講義が多くテスト期間以外は比較的時間が空いている1.2年生の間に教養科目を全て取っておかないと、後々時間に余裕がなくなってくるため、出来るだけ早めに履修することをオススメします。
空きコマは作らなくて良い
栄養学生は課題や提出物が多く、勉強する時間を確保するために空きコマをあえて作る人もいますが、基本的には授業の合間に空きコマを作る必要はありません。
1.2年生で勉強時間を確保する必要があるのはテストが近づいてくる15週目頃のみで、それ以外の時間では意外と空きコマに作業することは少ないため、授業の間に空きコマを作ると時間を持て余す可能性があります。
それならば、その空きコマに教養科目を入れて他の曜日のコマ数を減らし大学に来る時間や帰る時間に余裕を持たせた方がアルバイトやサークルに時間を使えるためオススメです。
ちなみに、空きコマをなくすと1日4コマ受ける日もあると思いますが、それでも変に空きコマを作るよりもとにかく早く教養科目を取り切ることを優先しておくと、忙しくなる3.4年生で時間に余裕ができるためオススメです。
オススメの教養科目
ある程度の縛りの中で自由に選択できる教養科目ですが、管理栄養士として働く上で取っておくと良いものがあるので紹介します。
パソコン系の科目
教養科目の中で最も優先して受講してほしいのはパソコン系の科目です。
栄養学生はレポートを書く機会が非常に多く、文字を打つ力以外にも実験のデータをまとめる力や発表課題を作る能力が求められます。
また、卒業後に管理栄養士として働く場合、どの業界でも事務作業が非常に多いため学生のうちからパソコンに慣れておけると学生生活はもちろん社会に出てからも非常に役に立つため、得意不得意に関係なく必ずパソコンの科目は受講しましょう。
働いてからどんな事務作業が多いのか、学生のうちにどんな能力を身につけておけばよいのかについてはこちらの記事にまとめてあります。
健康系の科目
栄養学生の皆さんには、健康系の科目も履修することをオススメします。健康系の科目とは、栄養学やスポーツといった知識を他学部の学生にもわかりやすいような一般常識に近い内容で勉強する科目です。栄養学部がある大学は学部の教授が教養科目としてそういった授業を開講していることも多いです。
内容は必修科目よりも簡単なため大きな学びがあるかはわかりませんが、栄養学生からするとテストやレポートが簡単だったり、一般的に知られている知識レベルがわかるためオススメです。
というのも、専門性の高い学部にいると一般の方との知識の差がどの程度かわからなくなってしまい、栄養指導などで苦労することが多くなります。
そのため、医療機関などで栄養指導をしたいとぼんやり考えている人はそのギャップを知っておくためにも受講しておきましょう。
発表やグループワークが多い科目
外国語の授業など発表やグループワークが多い科目も栄養学生にオススメです。栄養学部の実習は発表が非常に多く、毎週発表を行うこともあるため1.2年生のうちに教養科目で慣れておくのがオススメです。
また、就職後も管理栄養士にはコミュニケーション能力が多分に求められるため、今のうちから磨いておく必要があります。
就職後のコミュニケーション能力の必要性や学生のうちから鍛える方法についてはこちらの記事をご覧ください。
履修登録の注意点
ここまで履修登録のコツやオススメの科目について紹介しましたが、注意すべき点もあるので紹介していきます。
実験・実習の後に教養科目を入れない
教養科目は、実験・実習の後に入れないようにしましょう。1.2年生でも実験・実習が組み込まれているため最初から注意が必要です。
実験・実習は講義と違い終わる時間が不規則で、実験のやり直しや料理の作り直しなど不測の事態で授業が延長することも多いです。
そのため、その後に教養科目を入れると授業に間に合わずに遅刻や欠席扱いになる可能性があるため、実験・実習の後には授業を入れないようにしましょう。
ただし、必修科目は後ろに入れられている場合がありますのでその場合は気にせず登録してください。
成績評価方法に注意
大学の科目は成績の評価方法がそれぞれ異なっており、日ごろから小テストやレポートがある教養科目は注意が必要です。
小テストやレポートが頻繁にある科目を履修すると、必修科目の提出物と被った場合非常に忙しくなり、急にアルバイトやサークルに参加できなくなることもあるため履修登録の際は成績評価方法をしっかりと確認して登録しましょう。
まとめ
今回は栄養学生の履修登録についてお話してきました!
必修科目で忙しい栄養学生がうまく時間割を組めるように今回紹介した内容を覚えておいてください!
ちなみに、大学の講義は当たりはずれも多く、苦手なものは履修しないという選択も取れるため自分に合うかどうかも重視してみてください。
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