管理栄養士はコミュ力が一番大事!身に付けるべきコミュニケーション能力と磨き方を紹介!

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管理栄養士を目指す皆さん、自分自身のコミュニケーション能力に不安はありますか?

管理栄養士はどこに就職しても人と関わることが多い仕事ですが、なかなか鍛えるタイミングがなく、管理栄養士が仕事を辞める大きな理由にこのコミュニケーション能力の不足というのがあります。

かくいう私も、コミュニケーション能力の低さが理由でかなり苦労しました。

この記事では、なぜ管理栄養士にコミュニケーション能力が必要なのか、どうやったらそれが身に付くのかについて自身の経験も踏まえて紹介していきます!



管理栄養士にコミュニケーション能力が必要な理由

社会人として最も重要な能力と言っても過言ではないコミュニケーション能力ですが、なぜ管理栄養士は特にその能力が求められるのでしょうか?

専門職として働く中でコミュニケーションが取れなければいけない理由について紹介していきます。



管理栄養士は常に人と関わるため

管理栄養士はどの業界でも必ず人を相手に仕事をするため、コミュニケーション能力が必要です。

管理栄養士は、職場の人間はもちろん、患者様や施設の利用者様など職場の中以外にも関わる人間が多い職種です。

そのため、相手に意見を伝え相手の話を聞くコミュニケーション能力が必須です。

管理栄養士は役職や立場が変わっても人と関わりながら仕事をしていく職種なので、早い段階からコミュニケーション能力を養っておく必要があります。

職場が閉鎖的

管理栄養士の働く職場は比較的閉鎖的であることが多いため、円滑に業務を行うためにもコミュニケーション能力が求められます。

病院や施設の栄養士は、デスクが厨房の横にあるなど、他の職種と比べて閉鎖的なことも多いです。

また、管理栄養士の人数も少ないため管理栄養士同士のコミュニケーションが非常に重要になり、自力で円滑な関係を築く能力が求められます。

特にこの管理栄養士同士の関わり合いについては学校で学べないので、学生さんは職場での立ち回りに危機感を持っておく必要があるかもしれません。

コミュニケーション能力が足りていないとどうなるか



職場の居心地が悪くなる

管理栄養士はほとんどが女性のため、そこでうまく立ち回っていく能力がないと職場の居心地が悪くなります。

また、居心地が悪いと業務も円滑に進まなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

私は特に、自分よりも年上の女性との関わり方に非常に苦労しました。

女性が多い職場でうまく立ち回る能力は仕事を続けていくうえでこの上なく必要な能力なので、それが欠けていると職場での居心地が悪くなり、仕事がしづらくなってしまいます。

ミスが増える

コミュニケーション能力が足りていないことで職場の人との連携が取れなくなりミスが増えることも考えられます。

特に病院や施設で働いている場合などミスが人の健康に影響を与える可能性もあるため、注意が必要です。

管理栄養士は直接治療を行う仕事ではありませんが、職場内のコミュニケーション不足で起きたミスが後々大きな問題に発展する可能性は大いにあります。

病院でのミスのほとんどはコミュニケーション不足によるものと言われるくらいスタッフ同士のコミュニケーションは重要です。

自分が関わる方々に悪影響を与えないためにもコミュニケーション能力を磨いておきましょう。

コミュニケーション能力を磨くには



ここまで管理栄養士にはコミュニケーション能力が必要であるという話をしてきましたが、実際にどうやってコミュニケーション能力を磨いていくと良いのでしょうか。

挨拶をしっかりする

コミュニケーション能力を磨くためには、まず「おはようございます」「お疲れ様でした」などの挨拶をしっかり行いましょう。

管理栄養士は閉鎖的な空間で働くことが多いため、何よりも挨拶が重要です。

他にも、「ありがとうございます」や「お願いします」などの声かけも仕事を円滑にするために必要です。

普段の自分を鑑みて、言ってないなという自覚がある方はまず挨拶からはじめましょう!

幅広い年齢の方と話をする

コミュニケーション能力を磨く2つ目の方法は幅広い年齢の方と話をすることです。

多くの人と話すのも重要ですが、その上で幅広い年齢の方と話をしてみてください。

というのも、社会に出ると子供からご老人まで幅広い年齢の方と話す機会があります。

そのため、職場で円滑に働くためには色んな年齢の方と話ができる能力が必要です。

特に学生が多いバイト先で働いている人や、周りの年上の方が20代や親ぐらいの年齢の方が多い場合は注意です。

管理栄養士として知識や経験がありバリバリ働いている人は30~40代の方が多いためそこら辺の年齢の方と話す経験を積んでおきましょう。

私も学生が多いバイト先で働き、大人は親に近い世代の人としか関わる機会が無かったため、就職してから30~40代の方と打ち解けるのにすごく苦労しました。

学生の方は今のうちにそういった苦手意識を払拭しておくことをオススメします。

色々な経験をする

管理栄養士として人と関わる仕事をするためには、色々な経験をしておきましょう。

管理栄養士は相手の生活習慣などの情報を聞き取る場面によく遭遇します。

しかし、相手の趣味や経験を理解できないとなかなか情報を聞き出すことができません。

栄養指導をはじめとした対話が必要な業務を得意とする管理栄養士は、趣味が多く話を膨らませることができる人に多いです。

話を膨らませ、必要な情報を聞き取るためにも様々な経験をして引き出しを増やしておきましょう。

学生なら実験・実習に積極的に参加する

今大学生の方は、実験・実習に積極的に参加してください。

学生さんは、まず同年代の友人と交流できるレベルの能力を養うところからスタートしましょう。

その為にはとにかく大学の授業に積極的に参加することが必要です。

大学でのグループワークなどは社会に出た後の状況に近く、積極的に参加し円滑に進められる能力は就職後も非常に役に立ちます。

また、実習は与えられた課題をグループで取り組むことが多いですが、社会に出てからもそういった場面に多く遭遇します。

今の自分を顧みて、課題やレポートを他の人に頼っているなあと思う方は考えを改めましょう。

働き始めてからそういった状況をうまく切り抜けるためにもまずは実験・実習に積極的に参加しておくことが重要です。

まとめ

今回は、管理栄養士のコミュニケーション能力について解説しました。

管理栄養士にはこのコミュニケーション能力が非常に大事ですが、いまだにこの必要性が広まっていません。

今回この記事を読んでくれた方は、ぜひ今からでもコミュニケーション能力を磨き、円滑に働けるようになってもらえると嬉しいです!