管理栄養士を目指す皆さん、臨地実習を適当にこなそうと考えてはいませんか?
かくいう私も、学生の時は大変な実習と聞かされていたので、どうすれば怒られずに終わらせられるかということを考えていました。しかし、就活が始まると臨地実習でもっとちゃんと勉強しておけばよかった後悔することばかりでした。
今回はそんな私の後悔も含め、今から実習に赴く皆さんに絶対に知っておいてほしいポイントについて紹介していきたいと思いますので、臨地実習の経験を身にしたいという方は是非読んでみてくださいね!
実習で何をどうやって勉強していいか知りたいという方はこちらの記事で紹介していますのでご覧ください!
管理栄養士の臨地実習とは
管理栄養士の臨地実習は、大学により差がありますが病院等へ2週間、給食施設等へ1週間、行政施設等へ1週間の計4週間、管理栄養士が働く現場で実際の業務の見学や体験をし、学びを深める実習です。
大学によっては、希望を出すことで病院に3週間、他の施設に1週間の計4週間など柔軟に対応してもらうことができます。
私も、大学時代から病院に勤めることを目標としていたので大学に希望を出し、病院実習を3週間受け入れて頂きました。
なぜ実習に行くのか
栄養学生が臨地実習に赴く理由は、管理栄養士国家試験の受験に必要だからです。
4年制の管理栄養士養成大学は、実務経験なしで卒業と同時に管理栄養士国家試験を受けられる代わりに、在学中に4週間の臨地実習が必要です。なので、国家試験を受ける方は全員赴く必要があります。
実習先はどう決まるのか
実習先は、受け入れてもらう施設と、本人の希望、他の学生との兼ね合いなどで決まります。
例えば、下宿している学生の場合、実家付近の施設で受けるか下宿先付近の施設で受けるかなどある程度の希望を出すことができます。また、先に紹介した実習期間の要望もできる場合があります。ただし、大学のある県とは違う県で赴く場合、学生が実習を受け入れてもらえる施設を探すこともあります。
それ以外にも、すべての学生が実習に行けるように、交通の便が悪いところに住んでいる学生から実習先が決まったり、成績によって決められたりと様々な要素により実習先と日程が決まります。
適当に行ってはいけない理由
国家試験を受けるために必要な臨地実習ですが、なぜ適当にこなしてはいけないか知っていますか?
就活に影響する
臨地実習は数少ない現場を知れる機会です。ここでしっかりと管理栄養士の業界について学んでおかないと、後から情報を仕入れることが難しくなり、就活で苦労します。
就活をする際、まずは病院栄養士や行政栄養士など各業界の管理栄養士がどんな仕事をするのかを知った上で、就職先によってどんな違いがあるかで志望先を決めます。しかし、管理栄養士の就職先は一般企業と違い見学や説明会、インターンが少なく、情報収集のタイミングがありません。なので、臨地実習で各業界の基礎的な業務を学んでいないと、「志望動機が書けない」、「面接で話すことがない」など就活で不利になります。
私は就活で病院と公務員を受けましたが、3週間行った病院と1週間しか行かなかった行政ではやはり就活のしやすさが大きく異なっていましたし、情報を持っているかどうかで就活時のメンタルも違っていましたよ。
将来の選択肢が狭まる
就活をしている時はもちろんですが、転職をしたいと考えたときにも、その業界を知っているかどうかでかなり選択に影響が出てきます。
何も知らない業界に飛び込むより、少しでも知っている業界の方が安心感がありますよね。
将来的にそういった安心感を得るためにも、臨地実習でしっかりと業界について学んでおきましょう!
臨地実習の注意点
臨地実習後、行った施設の情報で業界全てのイメージを決めないようにしましょう。
臨地実習では各業界につき1つの施設にしか赴くことができません。なので、良くも悪くもその業界のイメージが実習先の施設によって大きく変わってしまいます。実際、臨地実習でイメージと違っていたからと進路を変える同級生もたくさんいました。
しかし、その施設そのもののことを学ぶよりも、その業界について知ることの方が大事です。
「病院ではこういう仕事をしているのか」「行政ではこういう人たちと関わっているのか」といった業界全体について考えることを意識しておきましょうね。
まとめ
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