管理栄養士としての就職を目指している皆さん、筆記試験の対策はできていますか?
管理栄養士として働く場合、就職試験の中に筆記試験が課されていることが多く、難易度や出題範囲も多岐に渡るため対策が必須です。
この記事では、そんな管理栄養士の筆記試験の種類と出題される問題の傾向、それぞれの対策方法について解説しています。
病院と公務員に内定を取った私が実際に行っていた対策を基に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
管理栄養士就活の筆記試験とは
管理栄養士の就職試験では、書類選考や面接と同じように筆記試験が課される場合が多く、内定を取るためにはしっかりとした対策が必要になります。
ただし、試験の難易度にはかなり差があるため、どこまで対策すべきかは受ける業界によって異なり、場合によっては筆記試験よりも他の試験の対策の方が優先度が高い場合もあるため、あらかじめ試験の内容や難易度などの情報を収集しておきましょう。
新卒の方であれば大学にある就活体験記などを参考に筆記試験の難易度を調べておきましょう。
管理栄養士の就活体験記はこちらのサイトでも紹介しているのでぜひご覧ください。
就活体験記 – Nutrition Community Palette
筆記試験の種類と内容
管理栄養士の筆記試験は主に専門試験と一般教養試験の2つに分かれます。
どちらも課される場合もあれば、片方のみの場合もありますが、管理栄養士職としての採用であれば専門試験が課される場合が多いです。
しかし、志願者がみな対策する専門試験では点数に差がつかないという理由から、あえて一般教養試験のみを実施する所もあります。
また、難易度や出題範囲は企業によって異なりますが、ある程度業界ごとに傾向がありますので同じ業界(病院なら受けるのとは違う病院)の筆記試験の内容などを調べるのも対策に役立ちます。
専門試験
専門試験は原則、国家試験と同じ範囲から出題されます。そのため、基本的には国家試験の勉強をしていれば自ずと専門試験の対策ができます。
出題範囲は病院なら「臨床栄養学」、給食会社なら「給食経営管理論」といったようにその業界と関連が深い範囲の問題が多くなる傾向にあります。
ただし、全範囲から出題されることが多いので、特定の範囲に絞って対策するのではなく、広く勉強するようにしましょう。
一般教養試験
一般教養試験は国語や数学、英語といった内容の問題が出題されることが多く、公務員以外では社会や理科の問題が出ることは少ないです。
また、英語に関しても国語や数学に比べ出題頻度は少なめです。
範囲も含め内容はSPIに似ていることが多く、比較的簡単な問題を短い時間で解くことができるかを見るような試験が多いです。
多くの場合、専門試験での点数が重視されることがおおいため、一般教養試験の難易度自体は低いことが多いですが、解き方を知らないと回答時間が足りなくなりますので、対策は必要です。
業界ごとの筆記試験の難易度の違い
同じ管理栄養士採用でも、受ける業界や採用条件によって筆記試験の難易度が異なります。
最も難易度が高いのは公務員で、一般教養試験はもちろん専門試験も国家試験より難しくなっています。
病院も問題の難易度が高い傾向にありますが、国家試験よりも難しい問題が出題されることはあまりありません。
また、「新卒」のみを採用する試験の場合は、経験ではなく筆記試験の結果などを重視するため難易度が高くなります。
各試験の対策方法
専門試験の対策方法
専門試験の対策は、上述の通り受ける業界と関連のある分野を中心に、国家試験の範囲すべてを網羅できるように勉強しましょう。
目安としては、国家試験の過去問で140点を安定して取れるようになれば専門試験で落ちることはほぼなくなります。
また、他の試験の対策にも力を入れたいという方は、合格点である120点を取れるようになったら他の試験の対策を進めるという方法もオススメです。
勉強する際は、教科書を読んで対策をするよりも、まずは問題を解いていきましょう。
就活時点で合格点に到達するには時間効率が重要なため、とにかく問題をたくさん解いて全範囲を網羅することを意識しましょう。
国家試験の効率的な勉強方法についてはこちらの記事で紹介しています。
管理栄養士国家試験いつまでに合格点を取れば安心?短期間で合格点を取るための勉強の進め方についても紹介!
一般教養試験の対策方法
一般教養試験はSPIを勉強すればある程度対応することができます。
一般教養試験は問題の難易度よりも時間内に解き切ることが重要なため、非言語分野(数学)などの解き方をしっかりと頭に入れておくことが必要になります。
また、言語分野(国語)の四字熟語や長文読解などは頻出の為、多くの問題に触れ語彙力をつける必要があり、SPIの問題集はできれば2つ以上やっておくのがオススメです。
私が現役時代に使っていたSPIの参考書を載せておくので参考にしてみてください。
ちなみに、公務員の場合のみSPIでは対応できないので公務員試験の教材を用いて勉強してください。
まとめ
今回は、管理栄養士就活で課される筆記試験の種類とその対策方法について紹介してきました。
筆記試験は多くの方が苦手としていますが、対策方法としてはシンプルで、やればやるだけ選考を通過できるようになるため、就活の対策に困っている方はとりあえず着手しておけば間違いありません。
ぜひ今回の記事で紹介した方法で対策してみてください!
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!
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