病院栄養士を目指すみなさん、病院の求人はしっかり探せていますか?
病院は他業界に比べ求人数が少なく倍率も高いため、病院栄養士になるには就職試験の対策と同じぐらい、求人を探して受ける病院を増やすことが重要です。
今回は、求人が少なく苦労している病院栄養士志望の方に向けて、元病院栄養士が実際に実践していた求人の探し方を紹介します!
病院栄養士とは
病院栄養士とは、その名の通り病院で働く栄養士のことを指します。
病院栄養士は主に、給食の提供や献立の作成といった給食管理業務と、栄養指導やカンファレンスなどの臨床業務に携わります。
病院栄養士の仕事は幅広い?就活のために知っておきたい病院栄養士の業務内容と特徴を紹介!
また、病院栄養士は栄養士業界の中でも特に人気が高く、他業界に比べても求人倍率が高い傾向にあります。
そのため、病院栄養士になるためには、少ない求人を見つけ、受ける病院の数を増やすことが必要です。
病院栄養士の求人が少ない理由
病院栄養士は、
- 欠員補充が多い
- 採用人数が少ない
という2つの理由から求人数が少ない傾向にあります。
病院栄養士は、医師や看護師のように一つの病院に大量に採用されることはほとんどなく、人員の増加もあまりないため、基本は欠員補充で1人か2人募集されることが多いです。
そのため、少ない採用枠に多くの志望者が応募し、倍率が高くなるということが多いです。
実際、私が新卒で受けた病院も、倍率数十倍が基本でした。
病院栄養士の採用人数が少ない理由
病院栄養士の採用人数が少ない原因には、管理栄養士が利益を生み出しづらいという背景があります。
病院栄養士が作り出す利益は、管理栄養士が携わることで算定できる診療報酬が主です。
しかし、この算定できる診療報酬が少ないため、管理栄養士を増やしても病院的にはむしろ赤字になることも多いです。
そのため、病院栄養士の採用人数は少なく、増員ではなく欠員補充でしか募集が出ない原因となっています。
病院栄養士を始め、管理栄養士の置かれている実態について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
管理栄養士はなぜ給料が安い?管理栄養士が稼げない6つの理由と収入upの方法について解説
病院栄養士の求人の探し方
採用人数が少ない病院栄養士ですが、求人の探し方がわかればそこまで求人数を気にする必要はなくなります。
次は、実際に私が行っていた具体的な方法を紹介します。
求人サイトを利用する
まずは何より、求人サイトを利用しましょう。
管理栄養士の求人は、求人サイトにも多数掲載されています。
管理栄養士の求人に特化したサイトに限らず、マイナビやリクナビといった幅広い求人を掲載しているサイトにも多くの求人が載っています。
求人サイトはそのほとんどが無料ですので、いろいろなサイトを利用することをオススメします。
学校に来る求人を確認する
現在栄養学生で、新卒で就活するという方は、学校に来ている求人もしっかりと確認しておきましょう。
学校に来ている求人は、その学校の学生を雇用したいと考えている場合が多いため、学歴で落とされることはありません。
また、企業側は毎年その学校に求人を出すことも多いため、印象が悪くならないよう比較的良い待遇の求人も多いです。
新卒の方は優先的に学校に来ている求人を確認するようにしましょう。
病院のHPを確認する
病院の採用は求人サイトと同時に自社サイトでも募集を出していますので、病院のHPは確認しておきましょう。
特に病院の場合、採用人数が少ないためにHPにしか募集を出していないことも多いです。
そのため、行きたい病院があるという方は特に、HPを定期的に確認する癖をつけておきましょう
コネクションを活用する
病院栄養士は募集していても気づかず選考が終わっていたということも多いため、大学の先生などに紹介してもらうなど、コネクションを活用することも重要です。
また、直接そういった情報を持っている人がいなくても、友人や知り合いと情報交換するだけでも就活を有利に進めることができます。
実際、私が勤めていた病院はゼミの友人に求人が出ていることを教えてもらい応募できました。
直接採用につながらずとも、少ない求人を逃さないためにはそういった繋がりを活用することが重要です。
直接問い合わせをする
どうしても自分の行きたい病院に求人が出ないという場合は、直接病院に問い合わせをすることも効果的です。
管理栄養士は欠員補充が多く、現場を回せる最低人数の採用であることも多いです。
そのため、「欠員が出たものの、なんとか今いる人数でも現場が回っている」という病院は、新しく人を採用しようかどうか悩んでいることも多いです。
そういった場合は、入職したいという熱意がある人がいた場合、採用試験を行ってくれることも多いです。
私の友人は実際にその方法で地元の病院に内定をもらっていました。
むやみに問い合わせることはオススメできませんが、うまく採用試験を実施してもらえる場合、応募した人間は自分のみということも多く、採用される確率も上がります。
どうしても自分の行きたい病院に求人が出ないという方は、試してみてください。
まとめ
今回は、病院栄養士の求人の探し方について紹介してきました。
病院栄養士は求人数が少ない上に人気が高いため、倍率が高く、採用試験の対策と同じぐらい、求人を探して受ける場所を増やすことが重要です。
ぜひ、今回紹介した方法を使って求人を探してみてください!
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!
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