栄養士・管理栄養士の中でも人気の高い行政栄養士。実際になるためにはどのような就活を乗り越えなければならないのでしょうか?
この記事ではそんな行政栄養士の就活の特徴など就活を有利に進めるために知っておきたい知識を実際に地方上級の公務員に内定を取った私が紹介していきます!
就活の前に行政栄養士の仕事や給料について知りたいという方はこちらの記事をご覧ください!
行政栄養士の就活の特徴
行政栄養士になるには都道府県や市町村などの各自治体が実施している公務員試験に合格する必要があります。
しかし、この公務員試験は自治体によって難易度も試験内容も異なるため、事前の情報収集が必須になります。
また、「栄養士」職は欠員補充のことが多いため倍率も高く、毎年狙った自治体に求人が出るとは限らず、第一志望の自治体を受けることすら叶わない場合があります。
行政栄養士の倍率
行政栄養士は今でも人気が高い上に採用人数が少ないため、どの自治体も倍率が高い傾向にあります。
特に人気の高い地方上級では、倍率20〜50倍であることが多く、その人気の高さが伺えます。
ちなみに、私が受けた自治体も倍率20倍でかなり苦労しました。
公務員は併願できる?
公務員は企業などと同様にいくつかの自治体を併願することができます。
ただし、都道府県や政令指定都市などの「地方上級」は全国で試験日が同日になっているため1年に1カ所しか受けられません。
しかし、「地方上級」以外の市町村の試験は独自の日程で実施されていることも多いため、受ける自治体の幅を広げれば年に数回公務員試験を受けることができます。
公務員試験の日程
公務員試験の日程は自治体により大きく異なり、早いところは4月、遅いところは年末に実施されています。また、同じ自治体でも去年とは違う日程で実施されることも多いため事前の情報収集が重要です。
ちなみに「地方上級」の試験は毎年6月ごろに実施されており大きく日程が変わることはありません。
就職試験の科目
次に、「栄養士」職の試験で課される可能性のある試験について紹介していきます。
書類選考
自治体によっては試験の最初に書類選考が実施される場合があります。
しかし、公務員試験では後に紹介する筆記試験と面接の比重が大きくなっていることが多いため書類選考で大量に落とされることは少ないです。また、書類選考自体が実施されない自治体も多く、必須の選考ではありません。
ただし、書類選考がなくても履歴書やESの提出は必ずありますのであらかじめ対策しておくべき項目になります。
一般教養試験
筆記試験の一環で一般教養試験が課されることも多いです。
一般教養試験は高校までに習った英数国理社の5教科の理解度を試す試験です。難易度は企業等の試験で用いられるSPIなどよりも高く、範囲も広いため対策必須です。
ただし、専門職の場合は同時に専門試験が課され、そちらの比重が大きいことが多いため、一般教養試験ではある程度の点数が取れれば問題ありません。
専門試験
専門試験は筆記試験の一環で、管理栄養士国家試験に近い内容の問題が出題されます。
出題範囲は国試と同じですが、難易度は国試よりも難しく、問題数が40問程度のため単純暗記で得点できる範囲はほとんど出題されません。
なので、国試で頻出の内容についてはなんとなくではなく、しっかり説明できるレベルまで勉強しておく必要があります。
具体的な対策方法についてはこちらで紹介しています。
行政栄養士の筆記試験対策!試験の内容と必要な対策方法を実際に内定をとった経験から紹介!
面接
公務員試験では必ず面接があります。
正規職員としての採用の場合どの自治体も2回実施することが多く、集団面接1回+個人面接1回もしくは、個人面接2回のパターンになります。個人面接は必ず実施されると考えて良いと思います。
まとめ
行政栄養士の就活に必要な知識や試験項目について紹介してきました。公務員試験は自治体により違いはあれど試験内容はどこも似ているため一度対策しておけば追加で募集が出た際にも対応しやすいというメリットもあります。行政で働きたいという方は是非諦めず最後まで頑張ってもらえると良いと思います!
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!
このブログでは管理栄養士についての情報をたくさん紹介しているので、興味を持ってくださった方は上のメニューから他の記事も読んでいってください!
また、各種SNSでは記事の投稿や質問等にお答えしていますので、フォローもお願いします!
他にも、管理栄養士・栄養士・栄養学生が交流し仲間を見つけるコミュニティのメンバーも募集しているので参加をお待ちしています!