行政栄養士の筆記試験対策!試験の内容と必要な対策方法を実際に内定をとった経験から紹介!

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行政栄養士になるには難関である公務員採用試験に合格しなければなりませんが、対策はしっかりできていますか?

今回は、実際に地方上級の栄養士職に内定をもらった私が、実際に行っていた筆記試験対策方法を中心に、公務員試験突破に必要な情報を紹介していきます。

行政栄養士全般に業務について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

行政栄養士の就活はどんな特徴がある?公務員就活のために知っておきたい5つのポイント!

行政栄養士とは

行政栄養士は、市役所や保健センターなどの行政機関で働く栄養士・管理栄養士のことを指します。

また、採用元が都道府県市町村などの自治体のため、公務員になります。

採用元は地方だけではなく、国家公務員としても採用があります。

行政栄養士は主に地域住民の方の健康維持・増進を目標に業務にあたるため、地域の方と触れ合う機会の多い職業になります。

行政栄養士の業務内容や給料などの実態についてはこちらの記事で紹介しています。

行政栄養士は安定してる?自治体などの行政機関で働く栄養士の仕事内容と給料、転勤等について紹介!

行政栄養士の筆記試験内容

行政栄養士は専門職での採用となるため、筆記試験では一般教養試験専門試験の2つが課されます。

一般教養試験

行政栄養士の一般教養試験は、高校までに習った国数英社理の5科目について出題されます。

出題範囲は以下のようになっており、今まで勉強してきた内容を復習することになります。

公務員の一般教養試験は、自治体によって難易度が異なりますが、企業で課されるような教養試験よりも難易度が高いため、対策必須です。

また、専門職であっても教養試験の問題は一般職と同じなため、専門試験だけを勉強するだけでは合格することができません。

専門試験

行政栄養士の専門試験は、管理栄養士国家試験と同じ範囲から出題されます。

ただし、難易度は高く、地方上級で出題される問題は国家試験本番よりも難しくなっています。

また、公務員試験の問題は公開されることがないため、対策がしづらいというのも難易度を上げる要因となっています。

筆記試験は択一式?

公務員試験の多くは、5者択一の選択問題であることが多く、一般教養試験では記述式の問題も出題されます。

しかし、専門試験は国家試験と同じような出題となっていることから、5者択一で統一されていると考えて大丈夫です。



一般教養試験の対策方法

基礎知識の復習

一般教養試験突破のために、まずは基礎知識を復習しましょう。

高校までの範囲が出題される教養試験では、復習が主な勉強法になります。

そのため、まずは各範囲の基礎的な知識を一通り網羅するようにしましょう。

過去問を解く

一般教養試験は過去問が多く出回っているため、とにかく過去問を解いて勉強しましょう。

教養試験の範囲は広く、専門試験と並行して対策するには時間が足りません。

そのため、まずは過去問を解いて出題が多い範囲を中心に勉強を進めましょう。

公務員講座の受講

大学で実施されている公務員講座などには積極的に参加しましょう。

一般教養試験は過去問を解くだけでなく、出題傾向などを掴むことでより合格に近づきます。

すでに公務員講座の参加ができないという方や、既卒受験の方などは、自分で外部の公務員講座に申し込むことも考えましょう。

分野別の対策

公務員試験は、5科目すべてが出題されるため、自分の苦手な範囲を中心に分野別で対策をしましょう。

特に、出題の多い数的処理、文章理解、時事などはしっかりと対策しておく必要があります。

時事問題の対策

時事問題は唯一、復習ではなく新しい情報を仕入れる必要があるため、時間をかけて対策しましょう。

特に、普段からニュースや新聞を見ない方、見ていても政治経済関連は確認しないという方は、しっかりと調べておかないと全く回答できません。

ここ数か月で話題になっていた内容を中心に幅広く確認しておきましょう。

専門試験の対策方法

国家試験の勉強

行政栄養士の専門試験は、とにかく国家試験の勉強を第一に進めましょう。

専門試験は難易度が高いですが、範囲はすべて国家試験に準拠しているため、理解しながら勉強すれば得点できます。

逆に、理解せずに単純暗記しただけでは全く歯が立たないので、必ず理解しながら勉強することを心がけましょう。

流れや関連を意識する

専門試験では、暗記だけで点数が取れる問題は出題されないため、流れや他の知識との関連を意識しましょう。

また、問題文だけでなく5択の選択肢もそれぞれが長いため、問題や選択肢の読解能力も必要です。

全範囲を網羅する

専門試験の対策では、国家試験の全範囲を網羅できるよう勉強しましょう。

管理栄養士の筆記試験では、基本的にその業界に関連が深い内容が多く出題される傾向にあります。(例:病院なら臨床栄養学が多いなど)

しかし、公務員の専門試験ではある程度幅広く出題されるのに加え、過去問が出回っていないため対策が立てづらいです。

特定の範囲に絞った勉強ではなく、全範囲を網羅するよう意識しましょう。

まとめ

今回は、行政栄養士が受けることになる公務員試験の筆記試験について実際に紹介してきました。

公務員試験は管理栄養士が就職する業界で最も筆記試験の難易度が高いため、しっかりと対策しておく必要があります。

今回紹介した内容を参考にして、ぜひ頑張ってみてください!

ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!

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