滑り止めとして受けるのはNG?管理栄養士が滑り止めや業界を跨いで就活することについて解説!

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管理栄養士は国家資格の中では珍しく様々な業界に就職できる職種です。

しかし、その分どの業界を受けるか決められない方や、就活が遅れる病院や公務員志望で滑り止めを受けておきたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は、実際に管理栄養士として就活した経験を基に、滑り止めとして他の企業を受けてもよいのか、業界を絞ることのメリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。



滑り止めを受けることはNG?

管理栄養士が就活を進める上で、滑り止めとして志望度の低い企業を受けることは全く問題ありません。しかし、行くつもりがない企業を滑り止めで受けるのはあまりオススメできません。

滑り止めを受けるなら少しでも行きたい場所を

滑り止めとして複数の企業を受けておきたい場合、少しでも就職しても良いと思える企業を選びましょう。就活はエントリーから内定まで多くのステップを踏むため、就活生にも企業にも負担がかかります。そのため、最悪就職してもいいと思える企業を選ぶ方が自分のためにも企業のためにもなります。

業界をまたいで受ける場合の注意

業界をまたぐことができる管理栄養士だからこそ、多業界を受けるときは何を重要視して就活するのかが大事になります。

サラリーマンを例に挙げると、どの会社に就職してもサラリーマンであればスーツを着て朝に出勤、デスクワークや外回りをして夕方に退勤するという流れは大きくは変わりません。

しかし管理栄養士の場合、業界によって服装も業務内容も勤務時間も大きく異なります

多業界に就職できるからこそ、自分が何を重要視して就活をするのかを意識し、どこまで手を広げて就活するかを考えておきましょう。

滑り止めは就活の練習になる

就活の練習になるからと滑り止めを受ける方も多いと思いますが、それも原則問題ありません。

特に、スケジュールが後ろに伸びがちな病院や公務員は、就活が遅れる不安や募集が少ない不安から企業を滑り止めとして受けることも多いと思います。

そういった方も、就活に慣れるために滑り止めを受けておきましょう。

病院を滑り止めで受ける場合は複数内定に注意

病院志望の方で第一志望でない病院も受ける方は、内定を複数取るパターンに気を付けましょう。

病院は採用枠が少なく、基本的に内定後の辞退を考えていません。

複数内定を取った場合でも就活生の権利として辞退することは可能ですが、大学から辞退しないようにくぎを刺されることがあります。

その場合最初に内定した病院に就職することになるため、志望度が低い病院の選考が進んだ場合は他に内定がなくても辞退しなければならないこともあります。

そのため、病院志望の方は企業のようにいくつも内定を取ればよいわけではない点に気を付けましょう。

内定の承諾は待ってくれるのか

内定を持ったまま就活を続ける場合でも、事情を話せば内定を待ってくれることも多いです。

特に、給食会社などは万年人員不足な上に病院等の滑り止めで受ける人が多いことも承知しているため、比較的内定承諾を待ってくれる傾向にあります。

ただし、内定承諾を待ってもらう場合は、面接で他の業界を志望している旨を伝えておきましょう。

業界を1つに絞るメリットとデメリット

ここまで他業界を滑り止めとして受けることをオススメしてきたように、就活する業界を1つに絞る必要はありません。

しかし、1つの業界に特化することでのメリット、そして逆にデメリットもありますので紹介していきます。

就活対策に時間を使える

1つの業界に絞ることで、とにかく就活対策時間を使うことができます。

就活は書類選考、面接、筆記試験など多くの対策が必要になるため、受ける企業を1つ増やすだけでも多くの時間を割く必要が出てきます。

特に、国家試験の勉強が必要な病院、公務員などは多くの準備が必要です。

そのため、これらの業界しか行く気がないという方は、他に時間を割かなくても良いように1つの業界に絞るのも1つの手です。

選考に慣れることが難しい

業界を一つに絞るとその分就活の経験を積むことが難しくなるため、選考に慣れることが難しくなります。

就活は何か所も受けて悪かったところを直すという方法が主流のため、業界を1つに絞るとその対策が難しくなります。

特に、面接はとにかく落ち着いて話すことが重要ですがそのためには慣れが最重要です。

そのため、業界を1つに絞るという方は、その業界内で滑り止めなどを受けることをオススメします。

就活が長引くと焦る

業界を絞ると内定を持ったまま就活することが難しくなるため、就活が長引くと焦ります

私も病院と公務員のみを受けたため、企業就職の人たちが就活を終える頃から焦り始めました。

内定を持っていないと集中できないという方は、時間を割いてでも滑り止めを受けて内定を持っておくことをオススメします。

まとめ

今回は管理栄養士が就活する業界を一つに絞るべきなのか、滑り止めとして志望度の低い企業を受けることはよいのかについて紹介してきました。

基本的に多業界を受けることや滑り止めを受けることは問題ありませんが、手を広げすぎると第一志望の内定に届かないこともあるため、可能な範囲を定めて就活を進めることをオススメします。

ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!

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