最低でもこの範囲は抑えよう!応用力問題を解くために勉強すべき範囲7つと解く際のポイント3選!

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国家試験の勉強をしている皆さん、「応用力問題」の対策、しっかりできていますか?

「応用力問題」は国家試験全分野の中で最も出題数が多く難易度が高いため、合格のためには対策が必須です。

しかし、対策の方法が難しく苦戦している人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「応用力問題」を解くために最低限勉強するべき7つの範囲と解く際に意識すべき3つのポイントについて紹介します!



応用力問題とは

「応用力問題」は、管理栄養士国家試験の最後に出題される問題で、出題数は30問と全分野の中で最大となっています。

出題内容は患者の必要栄養量の計算や健康施策の評価など管理栄養士が現場で遭遇するであろう状況が問題になっています。

また、「応用力問題」は複合的な知識を求められる範囲でもあるため点数の伸びも悪く、苦手としている方も多いです。

応用力問題で意識すること

「応用力問題」は対策必須ですが、毎年対策できない問題が出題されるため満点は取れないということを意識しておきましょう。

特に、応用力問題の対策に時間を使いすぎて他の範囲の勉強ができていない方も多いので注意が必要です。

まずは半分の15点を目標に対策しましょう。

応用力問題を解くために覚えるべき範囲

「応用力問題」を解く前に、頻出の範囲を勉強してから望みましょう。

最低限覚えておくべき範囲は以下の7つです。

検査値

「応用力問題」では症例が出題されることが多いため、検査値は必ず覚えましょう。

最低限把握しておくべき検査値は、病院の血液検査(生化学検査)でみられる

TP、Alb、HDL、LDL、TG、AST、ALT、γ-GTP、Cr、BUN、Na、K、UA、CK、Glu、CRP、白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン等です。

これらが理解できていないと問題が解けないため、検査値の種類と関連する病気基準値などは必ず把握しておきましょう。

栄養療法

検査値をある程度覚えたら、次は各病態の栄養療法について勉強しましょう。

すべての数値まで覚える必要はありませんが、必要栄養量の計算はできるようになりましょう。また、「この病態は脂質を減らす」、「この症状があるときはこれが禁止」など栄養療法の特徴的な部分も把握できるとよいです。

食材・食事の特徴

適した食事を選ぶ問題も多いので、食材や食事の特徴はある程度把握しておきましょう。

特に、脂質量、タンパク量、食物繊維量、嚥下のしやすさなどが頻出です。

ただし、すべての食材・食事を覚えることはできないうえにどの問題が出るかわからないので、イメージできないものを減らすように意識して覚えるようにしましょう。

疫学指標

有病率や死亡率などの疫学指標も計算問題としての出題が多いため計算できるようにしておきましょう。管理栄養士国家試験では計算問題として出題できる範囲が少ない分、疫学指標の計算は頻出です。

この範囲は計算ができれば数値がどれだけ変わっていても解けるため、解き方を覚えておけると安定して点数が取れるようになります。

損益分岐点

損益分岐点も数少ない計算問題なので、対策しておくと点数が取りやすいです。

売上、固定費、変動費など関連する範囲はすべて計算できるようにしておきましょう。

栄養教育理論

「応用力問題」では、栄養相談時の管理栄養士の受け答えを選ぶ問題も多いため、対象に適した発言を選ぶための栄養教育論の把握も必要です。

これらの問題は、相談者の発言を聞いて理論上どの段階にいるのかを把握することで解くことができます。

また、働きかけ方が把握できると集団に対しての施策など公衆栄養の範囲も解けるようになります。

大量調理の流れ

給食室で食品や調理員がどのように移動するかという大量調理の流れも対策必須です。

この範囲は、汚染を起こさないために食品や人がどのように動くのかを把握する必要があるため、大量調理衛生管理マニュアルを覚え、給食管理実習の動きを思い出すことで対策しましょう。

この範囲は一見複雑ですが、覚えてしまえば簡単に解けるようになります。

応用力問題の解き方

頻出の範囲を勉強したら、具体的にどう問題を解いていけばよいのか紹介します。

必要な要素をチェックする

問題文を読み、対象者の疾患や特徴的な検査値、情報をチェックしましょう。

チェックを意識することで必要な情報を見落とさず問題に取り組めます。

また、「応用力問題」は試験終盤に取り掛かるため集中力の低下により凡ミスも増えます。

凡ミスの防止や見直しをしやすくするためにもチェックすることを習慣化しておきましょう。

想像しながら解く

「応用力問題」は管理栄養士が働くうえで目にする内容であるため、実際にその場面を想像して解くことを意識しましょう。

「自分だったらどうするか」、「何を優先すると問題解決につながるか」という想像をすることで問題が解けるケースも多いです。

とはいえ、実際に働いたことのない場合それも難しいと思うので、各業界の管理栄養士の情報については調べて把握しておきましょう。

落ち着いて取り組む

「応用力問題」は集中力を使い切った終盤に長文を読んで解く必要があるため点数を落としやすいですが、落ち着けば得点できる問題も多いです。

特に、管理栄養士の発言を選ぶ問題など、「人間的にどうなの?」という選択肢を除けば意外と簡単に解けたりします。

ただ、終盤で疲れているとそれが難しくなるので、落ち着いて解く、一呼吸おいてから見直しをするなどを意識すればそれだけでも得点UPにつながります!

まとめ

今回は、「応用力問題」を解くために必要な考え方、抑えるべき範囲、具体的な解き方について紹介してきました!

出題数が多く対策必須な範囲にも関わらず対策方法もわかりづらいですが、よく出題される範囲から勉強していって、まずは半分得点できるようになればかなり総得点が安定するようになります!

ぜひ頑張って対策してみてください!

ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!

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