管理栄養士の自己分析はどうやる?内定に繋がる効率的な自己分析の必要性と方法6ステップ!

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管理栄養士として就活をしている皆さん。自己分析はできていますか?

管理栄養士は就職できる業界が幅広く、自分のことをしっかり理解していないと業界を絞ることができず思った通りに就活が進みません。

この記事では、そんな自己分析の必要性と具体的な方法を6ステップにまとめて紹介しています。

実際に管理栄養士として病院や公務員に内定をもらったものの、新卒入社した病院を退職してしまった私の経験も交えて紹介していますので是非ご覧ください。



自己分析とは何か

自己分析は「自分自身のことを多角的に分析する」方法で、主観的かつ客観的に自分のことを見つめなおすことを言います。この自己分析ができていれば、就活はもちろん、就職後や日常生活に至るまでまで様々な面で役に立ちます。

自己分析が必要な理由

自分の強みが明確になる

自己分析を行うことで自分の魅力や能力がわかり、自分の強みが明確になります。就活は自分のことをアピールしてなんぼなので、自分の強みを知ってアピールしたいことを明確にできると効果的な自己PRができるようになり内定に近づきます。

就活の軸を決められる

就活ではどんな業界を受けるのか、どんな仕事がしたいのかという就活の軸を決めることが一番重要です。特に管理栄養士のように働き方が多様な資格は就活の際になぜこの業界を選んだのかという就活の軸を聞かれることが多いです。

「自分がしたい仕事」、「したくない仕事」、「働く上で大事にしたいこと」、「好きなこと」、「嫌いなこと」などを自己分析して認識できれば、自ずと自分がどの業界に行きたいのか、何を軸に就活すればいいのかが見えてきます。

逆にこの軸が不安定だと志望動機が書けなかったり、面接の受け答えができなかったりと就活中に問題が出てくるので、しっかりと自分の中で何が重要かを見つけ軸を1本作っておきましょう。

面接での対応がしやすくなる

自己分析をしっかりとしておけば、面接での質問に対応することができます。

就活面接で答えにくい質問の多くは自分自身について聞かれるものです。特に、「どうして管理栄養士になったのか」「今後のキャリアをどう考えているか」などが良く問われます。

これらの質問は、自己分析をして自分のことをしっかりと見つめなおせば一貫した回答をすることができます。

就職後のギャップを防げる

自己分析をしっかり行えると、就職後のギャップを防ぐこともできます。

就活中は企業について知ることができる情報が少なく、入職してから知ることの方が多いです。特に管理栄養士のような専門職は資格を持っている人しか働けないという特性上、情報が集めづらいという側面もあります。

つまり、どれだけ下調べをしても働かないと分からないことが多いということです。

しかし、入ってからしかわからないことは対策できなくても、自己分析をすることで自分の能力や働く理由が明確になっていればある程度対応することができるため就職後のギャップを埋めるためにも自己分析は有用です。

自己分析は素直に

自己分析をするときは、自分に素直になることを意識しましょう。

周りの目や世間体を気にせず、自分が思うことをありのままに書きだすことが重要です。

それが例え人に見せられないものだとしても問題ありません。自分にうそをつかずに自己分析を進めましょう。

管理栄養士の自己分析6ステップ

今までの経験をまとめる

まずは、今まで自分が経験してきたことをまとめましょう。わかりやすくまとめるために小・中・高・大学ごとに分けるのがオススメです。強みやアピールになるかどうかに関わらず、どんな経験でもいいので良い悪いに関係なく羅列しましょう。例えば、

・部活、サークル
・好きな教科
・嫌いな教科
・アルバイト
・旅行などのプライベートの経験
・家庭環境の変化
など

これらをとにかく書いてみましょう。

自分が行ったことで評価されたことや結果が残ったものがあればそれも一緒に書いておきましょう。苦手なことや嫌だと感じた経験もまとめておけると良いです。

影響を受けたものをピックアップ

上で羅列したものの中から、今の自分に影響を与えているものをピックアップしましょう。

・部活で始めたものが今も趣味となっている
・興味があることを今でも勉強している
・旅行で強い感動を受けた
など

影響を受けどう変化したかまとめる

次に、ピックアップした出来事を経て自分がどのように変化したのかをまとめましょう。

・その経験をした時に何を感じたか
・その経験が今の自分にどんな影響を与えているか
など

やりたい業務とやりたくない業務を考える

過去の自分について振り返ったら、就職後にどんなことをしたいか、逆に何がしたくないのかについて考えましょう。管理栄養士の仕事は多岐にわたるため、関わることのできる業務はたくさんあります。まずはその中からやりたいものとやりたくないものを分けてみましょう。

あまり管理栄養士の仕事が分からないという人は「人と話す」や「デスクワーク」のような選び方でもよいです。

仕事のモチベーションを考える

次に、仕事のモチベーションを考えましょう。働くときに何が一番モチベーションになるか考えてみてください。給料優先の方もいれば、やりがい優先の方もいると思います。自分に嘘をつかず本心で何をモチベーションにするかを考えるのがしっかりとした自己分析をするためのコツです。

向いている業界を考える

ここまでリストアップしてきたことを踏まえて、自分が向いていると思う業界を考えましょう。やりたい仕事の中でモチベーションが続きそうなものが見つかれば一番です。ちなみに、その方法で見つからない場合は、やりたくない仕事に振り分けたものの中で給料が良ければできるものなど条件によっては妥協できるものを加えて考え直しましょう。

他己分析も重要

自己分析に行き詰まったら、他己分析も取り入れてみましょう。他己分析は家族や友人など周りの人に自分について分析してもらう方法です。他己分析は自分がどんな人間かを客観的に評価してもらえるのでオススメですが、身近な人に聞く分気を使って本当のことを伝えてもらえない可能性もあるので一意見として活用しましょう。

退職した経験から思うこと

ここまで自己分析について紹介してきましたが、新卒で入社した病院を早期退社した私の経験からお伝えしておきたいのは、自己分析をしっかりやってほしいということです。

私は大学入学時から病院栄養士になることを目標にしており、他にやりたいこともないので迷いなく病院に入る為に就活をしていました。つまり、自己分析を怠ったまま就活を進めていたのです。

しかし、その結果退職することになってしまいました。退職理由は精神疾患を患ったからですが、発症した理由の大部分は自分の中で仕事の折り合いをうまくつけることができなかったからです。

自分が何を目的に働くのか、仕事についてどう思っているのかをもっと考えておけば自分の中で上手く折り合いがつけれたのではないかと後悔しています。

私の記事を読んでくれた方には、そんな思いをしてほしくないのでしっかりと自分自身と向き合ってほしいと思います。

まとめ

今回は管理栄養士の自己分析について紹介してきました。就活の基礎となる自己分析は、ESや面接の練習よりも重要です。

就活をうまく進めるためにはもちろん、今の自分としっかり向き合う経験をしておくことでこの先必ず良い結果が生まれますので面倒でも時間をかけて悩んでほしいです。

進路に悩んでいるという方はSNSのDMで相談も受け付けているのでぜひ気軽に相談してくださいね!

ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!

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