国試合格を目指す皆さん、勉強する順番を意識したことはありますか?
管理栄養士国家試験の範囲はそれぞれ関連しており、勉強する順番を意識すると効率よく理解し点数アップにつながります。
今回は、1か月で国試の合格点に届いた私が、管理栄養士国家試験の10分野をどの順番で勉強していけばよいかについて紹介していきます!
国家試験の勉強方法に悩んでいる方、違う方法はないのかと思っている方はぜひご覧ください!
国家試験の10分野とは
国家試験は、「社会環境と健康」
「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」
「食べ物と健康」
「基礎栄養学」
「応用栄養学」
「栄養教育論」
「臨床栄養学」
「公衆栄養学」
「給食経営管理論」
「応用力問題」
の10分野からなり、それぞれの分野を超えて関連している範囲もあれば、1つの分野でしか出題されない範囲もあります。
オススメの勉強順
まずは、10分野の中で特に他分野に関連が多い、
「人体」
「臨床栄養学」
「基礎栄養学」
「応用栄養学」の4つから始めましょう。
これらの範囲は、1つの分野を勉強するだけでも他の関連範囲の選択肢を削ることが可能になるので点数が上がりやすいです。
まずはこれらの範囲である程度点数が取れるようになり、その次に暗記が多い他の分野へ進みましょう。
一番最初は「人体」から
関連性が高い分野としてあげた4分野のうち、まずは「人体」から始めるのがおすすめです。
人体は他の分野の基礎になっており、勉強するだけで他の範囲の点数アップが見込めます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
「人体」の次は「基礎栄養学」か「臨床栄養学」
「人体」である程度点数が取れるようになったら次は「基礎栄養学」か「臨床栄養学」に進むのがオススメです。
先に紹介した通りこの範囲は「人体」の勉強をするだけである程度点数が上がるため、合計点数の上昇につながり勉強のモチベーションが保ちやすくなります。
ちなみに、「人体」と関連が深い科目として「応用栄養学」を上げましたが、この科目は他の2つに比べて暗記する内容が多く、点数の伸びはやや悪いため優先度は低くなっています。
しかし、暗記科目よりは点数が伸びやすい範囲であることは覚えておきましょう。
4分野が終わったら暗記分野へ
4分野の勉強がある程度終わったら、
「社会環境と健康」
「栄養教育論」
「公衆栄養学」
「給食経営管理論」
の4分野のうちどれかへ進みましょう。
これらの分野は主に暗記で点数を取る範囲で、他分野との関連も少ないため点数が伸びづらいです。そのため、勉強時間をしっかり確保しないと思うように得点できません。
勉強する順番はどれからでも大丈夫ですが、範囲が狭く点数がとりやすいのは「栄養教育論」のため、点数を伸ばしてモチベーションを維持したいという方はここからやってみましょう。
「食べ物と健康」に注意
上で紹介した暗記分野に含まれていなかった「食べ物と健康」ですが、実は範囲が広く得点しづらいため勉強の優先度が低いです。
特に、本番まで勉強時間が取れない方や本番直前の方は、「食べ物と健康」を捨ててほかの範囲を勉強するという判断も必要になってきます。
詳細はこちらの記事で紹介しています。
「応用力問題」は最後
10分野の中で「応用力問題」だけは必ず最後に勉強しましょう。
「応用力問題」は他の範囲の知識を複合的に活用して解く問題で、他のすべての範囲をある程度勉強してからでないと点数が取れません。
また、最近国家試験のガイドライン改定が行われ「応用力問題」の問題数と難易度が上がったため、効率よく点数を上げることを考えても、なおさら最後に勉強すべき範囲だと言えます。
そのため、しっかりと他の範囲を勉強して最後に「応用力問題」に取り組むようにしましょう。
しかし、「応用力問題」は配点が30点と全範囲で最も多くなっているため対策は必須です。勉強の順番は一番最後ですがしっかりここまでたどり着けるよう頑張りましょう。
6.7割で次の範囲へ
過去問等でその分野で6.7割点数が取れたら、次の範囲へ進みましょう。
勉強の優先度について紹介してきましたが、どの範囲も触れておかないと解くことはできないので、ある程度勉強して次の範囲に進み2周3周と反復することが重要です。
その中で点数が取れない範囲や苦手な範囲に見切りをつけるようにしましょう。
まとめ
国試範囲の勉強の順番について紹介してきましたがいかがでしたか?
勉強時間があり、順番を気にせずすべての範囲を勉強できるという方は、自分の好きな方法で、時間がない方や勉強法に悩んでいる方は今回紹介した順番を意識して実践してもらえるとよいと思います。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます!
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